tomshannon’s diary

69歳の爺です、ストレス解消に素直に記したいと・・・

死んで花実が咲くものか!

青い海、青い空 

二か月ほど前にちょっとした問題が有ったが取りあえず一応解決した、しかし少しの不安が残っている。

日々の生活での出来事や自分ではどうしようもない不安から来るストレスが少し気になっている。

このストレスを少なくするのには如何すればよいのかと考えていた時、ふと「海が見たい」と思い行ってみようと考えていたその夜に見た夢を2ch風にまとめてみた。

 

海という目的だけで目的地は無かった、ぶらっと小旅行もいいかなと思い取りあえず電車に乗った。

気の向くまま電車を乗り継いで海の見える村にたどり着いた。

 

崖の上に立っている、目の前に広がる青い海と青い空、雲が浮いてる、静かだ・・・

崖を覗いてみると20m?30m?

波が岩に当たる音が「パシャ・パシャ」他に何も聞こえない、静かだ・・・

11月というのに日差しが暖かい「小春日和」というのかもしれない。

 

青い海に向かって大きく深呼吸してみる、ん?大きなため息の様でもあり少し苦笑が漏れた。

日差しが心地よく目の前の青い海や青い空が広がっている、この感覚が今だけかもしれないが何もかも忘れさせてくれる様だ。

 

崖の上で座ってみた、岩が少し冷たくてこれまた心地よいので寝転んでみた。

日差しの暖かさと岩のひんやり感を感じながら目を閉じて精いっぱい体を伸ばすとまた大きなため息が・・・

そのままボーっとしてしていると、うつうつと眠気がしてきたので目を閉じ何も考えないようにしてこの心地よさを楽しんでいた。

 

どれくらい経ったろうか数分だと思うのだが「ん?」何か気配を感じたので頭をもたげて周囲を見渡すと足元にお婆さんが佇んでいた。

自「こんにちは」 婆「・・・・・」

聞こえなかったのかと思い少し大きな声でもう一度「こんにちは」と言うと

  婆 「死んで花実が咲くものか・・・」とボソッと呟いた。

 

自分は体を起こし座り直して

  自 「「地元の方ですか?」

  婆 「いや・・・」

  自 「旅行ですか?」

  婆 「いや・・・三年前に来た・・・」

  自 「へぇ ここが気にって住み着いたんですね」

  婆 「いや・・・」

ん・・・何か会話がかみ合わないと思い婆さんの方を向くとうつむいて居る、どことなく透明感があり影が薄い。

  自 「いや・・・って、三年間どうしていたんですか?」

  婆 「・・・・・」

答えが無いので、話をしたくないのだろうと思い自分も黙ってしまいました。

 

青い海、青い空 を目の前にしていると何となくストレスが解消されるのを感じまた横になり、穏やかな時間を楽しんでいると

すると突然、先程とは違った大きな怒った様な声で

  婆 「死んで花実が咲くものか!」

自分はびっくりして飛び起き、婆さんの方を見ると婆さんの姿が無かった・・・

あれ?どこ行った?見回してみてもどこにも居なかった・・・

でも小さな声で呟くように「死んで花実が咲くものか・・・」「・・・死んで花実が咲くものか・・・」

この言葉がフェードアウトしていった・・・

 

自分は今までにこの様な霊的な事を数回体験しているので、さほど驚くことは無くまたかという感じでした。

 

数十分 静かなこの空間に身を置いた・・・

 

 

今 帰路の電車の中、平日の夕方、田舎といえど会社帰りの人や、学生さんでそこそこ混雑しているがなんとか座ることが出来た。

 

ボーっと車窓を見ていると婆さんの事が思い出されて、あの婆さんは何だったのだろう?

色々考えてみた

   婆さんは三年前にここへ来てあの崖から飛び降りたのではないか

   自分が自殺しに来たと勘違いしたのでは

   生きている時に耐えられない辛い事が有ったのだろう

   まだこの世に心残りがあるのだろう

   死んで、耐えられない辛い事が解消されなかったのだろうか?

   自殺したことを後悔しているように思えた・・・

 

「死んで花実が咲くものか・・・」「・・・死んで花実が咲くものか・・・」

 

よく聞く言葉だが婆さんの悔しさが伝わってくるようだ、自分と同じ思いをさせたくなくてあの崖の上で声を掛けているのだと・・・

 

 

文章を上手く書けないので、読みにくいですが許してください。