2019-07-21 二つの翡翠 詩 小さな公園 ん?声が聞こえた 街灯がベンチを照らしている そっと周囲を見る 光の当たらないベンチの下 翡翠の様な小さな光が二つ こちらを見ている 目線が合った なにか嬉しくなり 胸がキュンとなった ベンチに座ろうとして近づくと 小さな光が消え また光り そしてまた消えた 黒のベルベットの様な後姿を目で追った 暗闇に溶けて 見えなくなった 「にゃ~」と声が聞こえた