屁の河童
母 「ねえ 義男 今の彼女 としこさんっていうの?」
義男 「えっ 違うよ」
母 「そう おかしいわね 今日銀行へ行って通帳の記帳をしたらね
としこ っていう人からお金が振り込まれているのよ
身内に としこ っていう人はいないし誰かしら?気持ち悪い・・・」
義男 「母さん それ利子だろ」
母 「ははは ばれた~」
義男 「母さん この頃 話を怖くしようとしてない?」
母 「してないわよ でも今日怖かったのよ
銀行の帰りにね 美味しいパン屋さんが出来たと聞いたので
行ってみたの でも場所がわからなくて聞いたのね
・・・この先のあの赤信号を渡るとすぐですよ・・・って
だからね 赤信号を渡ろうとしたら横から来た車に警笛を鳴らされ
煽られちゃった 怖かったわよ~ 煽り運転はだめよね~」
義男 「青で渡れよ・・・それでパンは買ってきたの?」
母 「買って来たわよ~ でねパンを買うときに
・・・カッパは実際に居る事に気づいたの・・・」
義男 「はぁ また始まった・・・なんでそう思うの?」
母 「メロンパンは存在するでしょ
でもメロンパンにはメロンは使われてない
しかしメロンは実在する・・・
ウグイスパンは有るでしょ
でもウグイスパンにはウグイスは使われていないよね
ウグイスは実在する・・・
でね カッパ巻きってお寿司が有るでしょ
でもカッパは使われていない
だからカッパは居るのよね~」
義男 「それは屁理屈と言うんだよ!」
母 「違うわよ 屁の河童って言うの~」