tomshannon’s diary

69歳の爺です、ストレス解消に素直に記したいと・・・

落書き&森の守神様「フクロウ」

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久しぶりの落書きですw 話を思い浮かべながらの落書きですw いや~いかに暇な爺だと実感々々www

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昔々 あるところに小さな村が有りました

その村は土地がやせていて 貧しい村でした

その為かこの村では お年寄りがある歳になると口減らしの為 山へ入る風習がありました

 その村に与作夫婦と爺様が住んでいて その爺様は山へ入る歳になっていました その日が近づいくると

与作は「俺は 爺様を山に行かせたくねえ・・・」と言い 嫁は横で泣いていました

爺様も「行きたくねえ・・・行きたくねえ・・・」と呟いていました

 

しかし山へ入らなければ村人たちから 村八分に遭うかもしれません 

その日が来ると 与作は渋々爺様を背中におぶって 山へ向かいました

爺様は観念したのか何も言わなくなっていました

 

山へ行くには森を抜けて行かなければなりません

与作は重い足を一歩一歩森の中へ入り 中程まで行くと 急にフクロウが横切りました

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 与作 「うわっ!」

 爺様 「森の守神様じゃ」と呟きました

 与作 「守神様?」

 爺様 「昔から森で迷った時などは守神様が助けてくれたそうじゃ」

 

与作は気を取り直し山へ向かおうとすると またフクロウが・・バサバサッと威嚇するように与作の前を飛び回りました

与作と爺様は・・・これは かなわん・・・と引き返しました

 

あくる日 村人達にその話をしましたが信じてもらえなかった

その夜 また与作は爺様をおぶり森へ入りると またバサバサッツ・・・とフクロウが飛び回り威嚇してくる

二人は今日も引き返し 村人に話しました

信じない村人は誰か一人を連れて行くよう与作に言いました

 

あくる日の夜 与作と爺様それと村の若者と3人で森へ入り中ほどまで行くと フクロウが威嚇と言うより攻撃の様に3人に向かってきました

3人は慌てて逃げ帰りました

 村人達は話し合い 数日後 山へ入る婆様が居るので その時一緒にしようと決めました

 

その日 与作と若者は其々爺様と婆様をおぶって山へ向かいました

森に入りしばらく行くと やはりフクロウが けたたましく鳴き行く手を邪魔するように飛び回りました

前へ進めない与作達は引き返すしかなく村へ帰ってきました

 

それから幾度となく山へ行こうとするのですが フクロウに邪魔をされ 行く事が出来ませんでした

その後 森の入り口にはフクロウの形をしたお地蔵さまが奉られ

     「姥捨て山」の風習が無くなったそうじゃ

 

         めでたし めでたし