神様からの贈り物
夕暮れ時 公園の横を歩いていると小さな男の子が一人でブランコで遊んでいた
薄暗くなりかけていた時間・・・なんだか寂しそう・・・
その時に浮かんだこんな話 童話を意識してまとめました
ooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
今日は お婆ちゃんとお留守番なんだ
お父さんとお母さんが帰って来るまでお絵かきするんだょ
僕は絵を描くのが得意なんだ
大きな画用紙に男の子を描いたんだ
・・・うん 上手く描けたよ!・・・
あれ 画用紙の中の男の子がこっちを見て寂しそうな顔をした
・・・そうか! じゃぁ描いてあげるね・・・ 男の子の横に女の子を描いた
二人は嬉しそうに駆けっこしたりして遊んでいる
・・・あぁ やっぱり一人じゃ寂しかったんだ・・・
すると二人はこちらをじっと見ている
・・・なんだろう あぁ わかった 描いてあげるよ・・・
ブランコと滑り台を描いた
二人は嬉しそうにブランコに乗った キ~コ キ~コ
・・・よかった・・・
砂場やベンチも描いて小さな公園にしたんだ
お空を描いていると少し色が濃くなってしまい暗い感じになってしまった
ん? 二人がまたこちらを見ている なんだろう?
・・・そうか お家に帰る時間なんだ・・・
少し離れた感じで小さく家を描いてみた すると二人はペコっと頭を下げ家へ走って帰った
家の窓に明かりが灯り 窓から顔を出し 二人がこちらをじっと見ている
・・・二人は兄妹だったんだ 今度はなんだ? そうか! お父さんとお母さんだね・・・
優しそうなお父さんとお母さんを描くと お父さんとお母さんは手をつないで家に帰って行った
家の五つ描いた窓に明かりが灯り 煙突から煙が上がった
・・・あぁ いいなぁ・・・ 家の横に樹も描いておこう 後ろに小高い山も
うん お月さんにお星さまも描こう~
いいな~いいな~上手く描けたよ~なんだか胸が暖かくなってきたよ
あれ お外は薄暗くなっている
・・・お父さん お母さん早く帰ってこないかなぁ・・・
「お婆ちゃん お父さんとお母さんはまだぁ~」
「もうすぐよ」
すると 「ただいま~」ってお母さんの声がした
玄関へ走って行くと お母さんが笑顔で「ただいま 遅くなってごめんね」
お父さんを見ると何かを抱えている
お婆ちゃんがニコニコしながら覗いてる
・・・なんだろう?・・・
「ねえ お父さん それなに?」
お父さんが「はい 神様からの贈り物」
「えっ神様から?」見ると小さな赤ちゃんがすやすやと zzz