tomshannon’s diary

69歳の爺です、ストレス解消に素直に記したいと・・・

成人式

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 昨日、美容室の前を通ると・・・予約の受付は終りました・・・の張り紙がしてありました。何だろうと思い見直すと、成人式の着付けの様でした。

        今更ながら「成人式」って? 

 今年、2020年は平成11年(1999年)4月2日~平成12年(2000年)4月1日生まれの人が対象です。

  1月15日を成人の日として国民の祝日にしたのは1948年からで、ハッピーマンデー制度導入に伴い、2000年から1月第2月曜日になりました。

 

 日本では、古くから男の子が大人の仲間入りをする通過儀礼が行われていて、これが今で言う成人式でした。

682年(天武11年)には儀式として制定されており、奈良時代以降は「元服」と呼ばれるようになりました。

 元服の「元」は首 「服」は着用すると言う意味で、宮廷や貴族たちの社会では、13歳~15歳になると元服して髪型を成人の髪型に変え、冠をかぶるようになり、着る物も成人の服装に変わったのです。

 中世以降の武家時代では、およそ15歳になると男子には元服の儀式があって、それまでの幼名から大人の名前に変わり、烏帽子という冠を被る事になっていたようです。

 元服の儀式では「烏帽子親」と呼ばれる人に烏帽子を被せてもらい、彼らから一字を貰って改名しました。この烏帽子親は、長老や有力者などに頼むのが習わしでした。

f:id:tomshannon:20200111080516j:plain 女の子は、13歳ころから初潮を迎えるなど、生理的に大人の条件を備えてくるので、平安時代中期には13歳~16歳になると、垂らしていた前髪を結い上げて髪上げをし、裳(も・正装の際に着ける衣)を来て、お歯黒をし眉墨を描く事などが許されるようになりました。

 鎌倉時代以降は、成人と認められると、「留袖」を着るようになり、江戸時代には裳を着たり、お歯黒や眉墨は結婚後になるなど、時代によって女性の大人入りはかなり変化していったようです。

 いずれにせよ、かつての日本では、男性は15歳位から、女性は13歳位から大人扱いされていたようです。

 

 因みに、約140年ぶりに成年の定義が見直され、成年年齢を18歳に引き下げることを内容とする「民法の一部を改正する法律」は,2022年4月1日から施行されます。 2022年4月1日の時点で,18歳以上20歳未満の方(2002年4月2日生まれから2004年4月1日生まれまでの方)は,その日に成年に達することになります。

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