月とうさぎ
このお話は、ご存知の方も多いことと思います。
元々というのが かなりあいまいなお話のようなのですね。
それでググってみました。
いわゆる民間伝承だと思いますが、インドの昔話だとか、行者様ではなくてお釈迦様だ、いやいや あれはキリスト様なのだとかいろいろな説があるようです。
インドの『ジャータカ』などの仏教説話にあり、それが日本に伝わり『今昔物語集』などにも収録されているようです。
その中で一番簡潔に記されていたのがWikipediaでした。
「猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。
3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。
しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。
自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。
その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。
月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。」
旧暦の8月15日の「十五夜」が中秋の名月で、今年は9月13日(金)です。
こんな話を思い出しながら月を愛でるのも一興かと・・・