何かが有る・・・
先日、東京都渋谷区の児童養護施設「若草寮」で施設長の大森信也さん(46)が殺害されるという痛ましい残念な事件が起きた。
詳細はTVやニュースでご存知かと思う、施設長は児童養護施設の仕事に大変誇りを持って心血を注いでいた立派な方だったという。
だがその施設長の思いは容疑者には届いていなかったのではないか、以前このブログに施設に関係する話を書いたことが有る。
「えっ 僕が」 http://tomshannon.hatenablog.com/entry/2019/01/14/081623
この話は大半は創作だが、ここに出てくる「僕」は事故で亡くなる設定だが事実は自殺だった。
施設の元職員の女性(69)は「容疑者には退所しても鬱憤を晴らす場所がなかったのかもしれない。私たちは何を支えてきたのか。今回の事件で課題を突きつけられた思いだ」と話している。
人が人を殺める事など許される事ではない、容疑者を擁護するものでもない。
しかしそこには当事者しか解らない何かが有る、元職員の女性も言っている様に施設を経験したものでも解らない何かが・・・
ただTVのニュースで施設の理事長がインタビューに答えていたが、答えている言葉は他人事の様だった。
何かが有る、あの施設にもあった様に何かが この施設にも 残念で心が痛い・・・