tomshannon’s diary

69歳の爺です、ストレス解消に素直に記したいと・・・

母さんの色気

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夕食後 台所で母さんが鼻歌を歌っている

 ♪大きなリンゴの木の下で~楽しく遊びましょ♪

義男 「母さん それ・・・大きな栗の木の下で~でしょうw」

 母 「いいのよ 梨の皮をむいてるのよ」

義男 「リンゴだろ?」

 母 「はい お待たせ桃よ」

f:id:tomshannon:20191006210435j:plain 義男 「はぁ リンゴねwww」

 母 「いいじゃないの・・・楽しく歌いましょ♪・・・ドレミの歌よりましでしょ」

義男 「ドレミの歌って・・・ドはドーナツのド・・・ってやつ?」

 母 「そうよドから始まって死に至るんだもの 怖い歌だわ」

      そうじゃないだろ・・・母さんが怖いよ

 

義男 「こうして三人で夕食するのも久しぶりだね」

 父 「そうだな仕事が有るからな・・・」

 母 「そうね 前はいつだったかね・・・義男が生まれる前だったから

    かれこれ・・・」

義男 「誰と三人だったんだよ! 

    ところで 父さんうちの先祖で有名な人っているの?」

 父 「有名な人かぁ・・・いないなぁ」

 母 「私 知っているわよ」

義男 「だれだれ?」

 母 「誰でも知っている人よ~」

義男 「もったいぶらないで教えてよ」

 母 「アダムとイブよ」

      ・・・そっちかぁ・・・

 

 母 「父さんの家系はね代々人が死んでいくのよ・・・」

義男 「なに小声で言っているんだよ どの家系もそうだよ

     また怖い話に持っていこうとしてるだろ」

 母 「そんな事ないわよ でも夕食の用意をしているとね

     なんか暗くなってきてゾクッとしたのよ 

     それで外が気になったのでリビングのカーテンを開けたの

     するとね色の白い綺麗な女性が立っているのよ

     ひえぇ~と声が出てカーテンを閉めてカーテンの隙間から 

     覗いてみたら誰もいないの・・・」

義男 「母さん それってもしかして・・・」

 母 「そう 私が映っていたの~」

義男 「暗くなって来たって言うけどそれも・・・」

 母 「そうよ 日が暮れて来たのよ~」

 

義男 「ねえ父さん 母さんのどこに惚れたの?」

 父 「ん・・・どこかな?」

 母 「言わなくてもいいわよ 私の色気なんてことを」

義男 「え~母さんの色気って 自分の事解ってる?」

 母 「解ってるわよ 

    人間ってね そう思っていないと生きていけない所もあるのよ」

義男 「なんか妙に納得させられる感じだなぁ 

    たまに良い事を言うねw」

 母 「たまにじゃ無いわよ たまにと言えば

    たまに行く美容室に行ったのね 美容師さんが

     ・・・前髪の長さはこれ位でいいですか?・・・って聞くから

     ・・・少し短すぎるから少し長くしてください・・・って言ったの

     美容師さんが困った顔をしたので・・冗談ですよw・・ってwww

 

義男 「ほんとは どうだったの?」

 母 「冗談よw でもこれが母さんの イ・ロ・ケ www」

 

        ・・・はぁ もう寝る・・・