ダルマ
ここの所、ネット上をウロウロしていると「ダルマ」の言葉がチョコチョコ目にします。歳末から三月頃まで全国で「ダルマ市」が開かれているようです。
今更ながら「ダルマ」って?
ダルマは室町時代に作られていた起き上がり玩具がルーツだそうです。江戸時代になりダルマとして登場してから急速に広まったようです。
ダルマは実在した達磨大師(円覚大師)の座禅姿がモデルで,,、中国の嵩山の少林寺で九年間も壁に向かって座禅をして悟りを開き、禅宗の始祖となった高僧です。
その姿形に似せた事から、この起き上がり玩具をとくにダルマと呼ぶようになったようです。
現在売られているダルマは、両方の目が白いままのものがほとんどで、願を掛ける際に片方の目を黒くしておき、願いが叶った時にもう一つの目を黒くします。
これは昔、関東地方の養蚕農家などで春の繭が良ければダルマに片目を入れておき、秋の繭も良いと、もう一方の目を入れる習慣から始まったといわれます。