tomshannon’s diary

69歳の爺です、ストレス解消に素直に記したいと・・・

流れ星☆彡

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       f:id:tomshannon:20200409110406p:plain 僕の名前はけんって言うんだ

 学校の桜が満開なんだ、放課後 桜の木の下で寝っ転がっているとね

 

先生 「あらケンちゃんまた桜を観ているのね」

僕  「うん またあの大きな手に乗りたいと思って」

先生 「手って?」

僕  「桜さんから大きな手が出て来て お空に上げてくれたんだ」

先生 「まぁ お空で遊んだの?」

僕  「うん 花びらと一緒に!このあいだもね公園でピコとお空で遊んだよ」

先生 「そぉ ピコって誰なの」

僕  「ピコはね お空にいる僕の妹だよ」

 

僕  「ねえ 先生・・・僕のお父さんはどこに居るの?」

先生 「えっ お父さん・・・

       そうね ケンちゃんお空で遊んだのよね・・・

                                 そのお空のず~っとずっと上にお空があるでしょう 

                          そのお空にいるのよ  お父さんはね 

                                                               お星さまになって お空にいるのよ」

僕  「お星さまになったんだ・・・」

先生 「天気の良い日の夜に 

                お空を観ているとお父さんが会いに来てくれるかもしれないよ」

僕    「えっ 会いに来てくれるの!」

 

その夜お空を観ていたんだ

母 「ケンちゃん何しているの?」

僕 「お空のお星さまを観ているの 先生がね 

    お空を観ているとお父さんが会いに来てくれるって言ってたよ」

母 「まぁ 先生がそんな事を・・・ じゃぁお母さんも一緒に観るわ」

     お母さんが僕の横に座り 僕の肩をそっと抱いてくれた

母 「お星さま 綺麗ね あの明るいお星さまが北極星と言うのよ」」

僕 「お星さまにも名前が有るの?」

母 「そうよ ひとつひとつに名前が有るのよ 

          七夕の時もおり姫・ひこ星様がいるでしょ」

僕 「そうか じゃぁ お父さんの星の名前はなんていうんだろ・・・

     でもお父さん来ないね」

母 「そうね 忙しいのかしらw でもきっと来てくれるわよ」

その夜は いつのまにか 母さんの腕の中で寝てしまっていた

 

何日かした夜 お空のお星さまを観ていると 

                 お星さまがピューって流れたんだ

僕 「あっ 母さん お星さまが流れたよ!」

母 「そう お父さんが ・・・ここだよ・・・って言ってるのよ」

僕 「えっ あれがお父さん・・・」

母 「そう お星さまになっていつもケンちゃんを見ているのよ」

僕 「わぁ~い お父さんの星だ!」

母 「良かったわね」

僕 「うん 会いに来てくれたんだ!」

母さんも嬉しそうな顔をしていた・・・

 

   それから 寂しくなった時やお父さんに会いたいときは

         お空を観るようになったんだよ

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   僕のお話だよ!
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