「八十八夜」と「メイストームデー」
今更ながら「八十八夜」って?
立春から数えて88日目が八十八夜に当たり、その年によって日にちが変わります。今年(2020年)は5月1日です。
農業に従事する人びとが多かった昔の日本では、この頃が種まきや田植えの準備、茶摘みなど春の農作業を行う時期にあたっていて、八十八夜の数日後には二十四節気でいう「立夏」になることもあり、昔の人びとはこの時期を「夏の準備を始める目安」にしていた。
「末広がり」の幸運を呼ぶとされてきた「八」の字。その「八」の字が二つ重なった「八十八夜」は、それだけに縁起のいい日と考えられ、また、「八」「十」「八」の3つの字を組み合わせると「米」という字になるため、とくに農業に携わる人びとに大切にされてきたのだと言われます。
その年に最後におりる霜のことを「別れ霜」といい、これが済んだ頃合いを見計らって人びとは農作業を開始していました。農事だけでなく、瀬戸内海では「魚島時(うおじまどき)」といわれ、豊漁期に入る目安とされていました。
こんな記念日も有ります。日本発祥で、5月13日は、メイストームデー(五月の嵐の日)
「八十八夜の別れ霜」にちなみ、「バレンタインの」88日後に定められた記念日で、カップルが別れ話を切り出すのに最適な日とされるのだとか。
ちなみに、メイストームとは和製英語で、温帯低気圧が急激に発達して大雨や大風をもたらす、4月から5月にかけて発生する気象現象のことだそうです。
春の嵐に、そして恋人のご機嫌を損ねない様に気をつけましょうwww